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風雲児が伝えるヨガの魅力 現代人に潜む問題を解決するツールになる

みなさんどうも初めまして、ヨガ講師をしている菊田敬祐と申します。定期的に倒立教室やビールヨガなど個性的なイベントを開いており、ヨガ界の風雲児なんて呼ばれています。

個性的なイベントを開いている理由はひとえに「ヨガ」のイメージを変えたいからで、このコラムでもみなさんにヨガの素晴らしさを伝えたいと考えております。最初はヨガにどんな効果があってどう役に立つのかについてお話したいと思います。

現代人にヨガをする習慣はとても大切!

現在、私達は文明、特に電灯の発展と共に自律神経を乱されがちな生活を送っています。

地球上の生命の誕生は40億年以上前、霊長類の出現は6500万年前と言われていますが、私達の祖先は少なくとも6500万年以上の昔から太陽のリズムで一日を過ごして来たのは疑いようがありません。

今でこそ誰もが電灯の明かりで夜を過ごし、ベッドに入って寝る寸前まで明るい光に照らされる生活をしていますが、電球が商品化されてから現在までほんの130年程度。一般の人が蛍光灯などの強い光を日常的に浴びるようになったのはさらに浅い歴史になるでしょう。人間の遺伝子はまだ夜中の強い光に未対応です。

一例を挙げれば、電気の明かりがヒトのメラトニン抑制を引き起こす(=ホルモンバランスを崩す)ことは研究結果で明確に証明されていますし、メラトニンを抑制された状態での免疫力の低下も実験で証明されています。

では、人体の恒常性、自律神経が乱されやすい環境に現代人はどう対応していけばいいのでしょうか?

前述は一例にすぎませんが、現代人の生活スタイルは交感神経が優位になりやすくなっているので、鎮静作用である副交感神経が優位な状態をなるべく保つ事が一つの対応策と言えると思います。そして副交感神経を優位にするには深呼吸が効果的であると言われています。

体内のストレスを測定する一つの指標、唾液アミラーゼの分泌量を計測する実験では、深呼吸(ある実験では5分間)の前と後で唾液アミラーゼの分泌量が明確に変化するという報告があり、深呼吸を行うことが人間のストレス緩和に効果的であるという結果が出ています。

では、深呼吸はどうやって癖づけたらいいのでしょうか?

その答えの1つがヨガの習慣と言えるでしょう。

ヨガ習慣でホルモンバランスを整える

ヨガは深呼吸をすることをとても大切にしています。

ポーズの定義としても「安定して快適であること」と言われており、安定して快適な状態で長く、静かな呼吸を続けること。これが落ち着きながらも冴えた状態を作ると言われています。(ヨーガスートラ2章参照)

上記のような何々ホルモンがどうとか、そんなことは気にせずに純粋にヨガを楽しめばいいのです。私がヨガの指導をしてきた中でも、自律神経の乱れや鬱に悩む人は、高い確率で「腹式呼吸のできない人」でした。胸式呼吸には興奮作用があり(交感神経優位)、腹式呼吸にはリラックス作用がある(副交感神経優位)と言われています。腹式呼吸で大切なのは、吸う息よりも吐く息を長くすることです。これも副交感神経を優位にし、リラックスの効果があることが分かっています。

ヨガで力んだ体をよく伸ばす

ストレスのある状態の身体的特徴に「力み」がよく見られます(胸式呼吸の人は基本、上半身がとても力んでいます)。

ヨガのような力を抜くための運動は体を落ち着かすためににとても効果的です。「力みを抜く」という作業は、実は抜けるまでは意外と力が必要で、慣れてくると習慣的に力みを取ることができるようになります。

ここに腹式の深呼吸が組み合わさると、体の芯から要らない力みが抜けやすい体を作ることが期待できます。そしてヨガで体のストレスを抜いてあげたら、次は精神的な疲れも癒していきましょう。

ヨガ式の身体の使い方を続けていくと、「内観」という体の状態を感覚で感じる技術が向上します。そしてそれは、身体だけに止まらず心の状態にも気づきやすくなります。

「あぁ、なんかストレスが溜まってイライラしてるな。ちょっと深呼吸して落ち着こう」などと、セルフコントロールが上手になっていくのもヨガの大きな効能の一つで、ヨガはセルフコントロールのための技術と言えます。

ヨガをすることで、頭では上手くコントロールできない自律神経の働きを正常にする。そして運動不足の解消、姿勢改善による身体的ストレスの緩和、そして内観の技術による精神的安定感を向上し、ヨガを習慣にして人間本来の自分のペースを取り戻しましょう。

肩の力を抜いて、変に周りに振り回されすぎず心穏やかに、そして楽しんで暮らしましょう!

ヨガはあなたにとても人間らしいライフスタイルを贈ってくれるでしょう。

(Bodymate・連載コラム「菊田敬祐のヨガメソッド」)

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