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体全体を使うにはどうしたらいいか⋯ ホメオスタシスの発揮がポイント

「体全体を上手く使うことが大切なんです」と前回書きましたが、体全体を使うというのはどういうことかイメージつきにくいですよね。なので今回は具体的に体の動作について教えたいと思います。

イメージがしやすいように運動を例にしてみたいと思います。まず①に「体を意識して使う」というのがあります。そして、②の「正しいフォームで行う」というのに続いていきます。それから③に行き「動きのパターンに任せないでゆっくり動かす」というのがあります。さらにさらに、④では「足からの繋がりや空間性を感じて行うこと」などがあります。一つ一つ詳しい説明は、次回以降に説明しようと思います。

ここで一旦整理するために動作の流れをまとめました。

 

①「体を意識して使う」→②「正しいフォームで行う」→③「動きのパターンに任せないでゆっくり動かす」→④「足からの繋がりや空間性を感じて行うこと」

 

ちなみにこの体全体をうまく使うということは、別に運動に限ったことではありません。

体の使い方というのは、運動をしている中だと通常は練習やプレーの中で自然に学んだり、記録や結果を出すために新しいテクニックを学んだり、コーチから教えられたり、チームプレーの中、動きの協調、関係性で少しづつスキルアップしていくものですが、体に関していえばスキルアップと体全体を上手く使うことは、必ずしもイコールで結ばれてはいません。スキルアップ的な発想のないところでも体全体を使うことは出来るのです。

更にいうと、スキルアップや結果を求めて動いていくことは、運動を取り組む上で大切なことですが、体にとっては必ずしも大事かどうか分かりません。というのも場合によっては体を酷使し、体からの声としては、「少し休ませてくれい!」と思っているかも知れません。そういう場合は、運動するより体の動きに対するフィードバック的な動きや休息、あるいは整える為の行動、リラックスする行動などが大切になります。

自覚症状として疲れが取れにくくなったとか、疲労回復が遅くなったとか、よく夜眠れなくなったというときは、こうしたフェードバック的な回路を復活させることや、体を整えたり、緩めたりする回路が少し働きが鈍くなっているのかも知れません。

動く時に全体を意識するのが難しければ、リセットするという意識や、運動モードから日常モードに戻る為の動きや行動をすると、体に優しいと思います。あるいは競技ではなくて、ヨガやゆったりとした水泳、ウォーキングなど、リセット効果の高い動きや身体技法を取り入れて、体が自然な状態に戻るサポートをしていくと、体全体を使うという体が持っている恒常性(ホメオスタシス)を発揮していけると思います。

これもやはり運動やスポーツに限ったことでなく、過度のデスクワーク、パソコン作業、家事などでも同じで、ホメオスタシスを上手に働かせながら、体と付き合っていくことが大切で、中年期以降はさらに大切になってきます。

(Bodymate・連載コラム「ロルファー吉田の体ガイドブック」)

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