ボルダリングがダイエットに効果的な3つの理由

コラム
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ボルダリングを始める理由は人それぞれですが、「痩せたいからボルダリングを始めました!!」という人はなかなかいません。

ランニングのような有酸素運動でもないし、見た感じ激しく動くわけでもなく消費カロリーはそんなに高くなさそう。

そう思っているそこのアナタ!!

実は、ボルダリングはかなりダイエットに効果的なスポーツです。

しかも、ただ痩せるだけではなく、ほどよく筋肉がついた男性なら逆三角形のカッコいいカラダ、女性なら女性らしく美しいシルエットのカラダつきになります。

では、なぜボルダリングはダイエットに効果的なのか大きく3つの理由に分けてご説明いたします。

理由その1 消費カロリーが高い

ダイエットとは

まず、痩せるということについて考えてみます。

ただ体重を落とすだけであれば、体重の60%は水分なので1日水分を取らないだけでも約2kg体重は落ちます。

また、運動もせずに食べる量を減らせば自然と筋肉量が落ちて、これもまた体重が比較的簡単に落とせます。

しかし、それではカラダの見た目も中身もバランスが悪くなるだけで本当のダイエットとは言えません。

ダイエットとは、余分な脂肪を落とすことで、見た目もキレイで、中身も心地よいカラダになることだとここでは定義します。

そのためには、タンパク質をしっかりと含んだバランスの良い食事と運動でのカロリー消費が必要となります。

脂肪を落とすには

体脂肪を1kg消費するには7200kcal必要と言われています。

消費カロリーが全て脂肪の燃焼に使われるわけではありませんが、1kg体脂肪を落とすには

摂取カロリー(食べたもの)− 消費カロリー(基礎代謝 + 運動消費)

の合計が-7200kcalになればいいと言えます。

摂取カロリーを極端に制限をしても計算上体重は減りますが、合わせて筋肉量もどんどん減っていき、基礎代謝も落ちるため痩せにくくリバウンドしやすいカラダになってしまいます。

そして、見た目もメリハリのないただ細いだけのカラダになってしまいます。

そのため、筋肉を落とさずに脂肪を落とすダイエットには運動が必ず必要になります。

ボルダリングの運動量

運動で体重を落とすには、時間あたりのカロリー消費量が高いスポーツが効果的だと言えます。

Vital Navi体重60kgの人が1時間運動した場合の消費カロリーを表にしたものを見てください。

ボルダリング  630.0 kcal
スイミング  504.0 kcal
ジョギング  441.0 kcal
ボクササイズ  378.0 kcal
ウォーキング  252.0 kcal

自分の全体重を支えながら行うボルダリングは時間あたりの消費カロリーがジョギングよりも高く、ダイエットを行うのに効率的なスポーツです。

しかし、あくまでも時間あたりでの消費カロリーなので、1時間ジョギングはできても1時間も壁を登り続けることができないから効果が薄いのではという疑問が浮かびます。

BOULCOM(ボルコム)の小野さんが行っているボルダリングのマンツーマントレーニングで心拍計をつけてボルダリングを測定したところ、30代の女性で最大心拍数168と壁を登っている最中は高強度の運動になり、休憩中は120にほどになり、平均で134 になりました。

ボルダリングはジョギングのような有酸素運動だけではなく、筋力トレーニングの効果も併せ持つサーキットトレーニングのようなハイブリッドエクササイズだと言えるのです。

理由その2  筋肉がついて基礎代謝がアップ

筋肉量が増えて痩せやすいカラダに

ボルダリングを続けていくと筋肉量が増えて、基礎代謝での消費カロリー量が増えます。

筋肉が1kg増えると、1日の基礎代謝量が50kcal増えるという研究結果もあります。

基礎代謝は何もしなくても消費するカロリーなので、その結果、俗にいう痩せやすいカラダになります。

1点気をつけたいのが、脂肪が減っていっても筋肉量が増えるため、数字としての体重が減らずダイエットがうまくいっていないように思ってしまうことです。

しかし、脂肪よりも筋肉の方が重いため、同じ体重でも確実にカラダのシルエットは細くメリハリがついていくので安心しましょう。

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BOULCOM(ボルコム) 小野さん

全身バランスの良く筋肉がつく

ボルダリングというとどうしても腕の力で登っているように見えるため、上半身だけ筋肉がついてしまうのではないかと思ってしまいます。

しかし、ボルダリングはうまくなっていくと、腕だけではなく脚で体重をうまく支えられるようになります。

はじめは腕の疲れが目立ちますが、続けることで全身をバランス良く使った自重トレーニングとなっていきます。

また、肩関節や股関節をダイナミックに動かすためインナーマッスルが鍛えられ、柔軟性も高まっていきます。

ボルダリングは競技の性質上、壁にカラダを引きつけるために背中の筋肉を使い、ホールドの上でバランスを保つために、腹筋や背筋にも常に力をいれていなければいけません。

その結果、体幹が鍛えられ綺麗な後姿が出来上がります。

理由その3  続れられる仕組みがある

達成感があるから続けられる

ボルダリングはそのジムごとに簡単なものから難しいものまで多くの課題が設定されています。

初心者用の課題は、初めてボルダリングをやる人でもクリアすることができますが、中級課題になると力だけではなかなかクリアすることが難しくなります。

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9級から初段まで(ボルコム)

そこで同じ課題を何度もトライすることになります。

何度も登りながら試行錯誤のうえ、課題をクリアすることで大きな達成感を味わうことができます。

しかし、1つ課題をクリアするとまた次の課題が目の前に現れて、再び挑戦の中に入ることになります。

一度、達成感を味わってしまったアナタは気づいときにはボルダリングの魅力にハマっていることでしょう。

課題をクリアするために

ボルダリングは自分の全体重を支えながら、大小様々な形のホールドを登っていかなければいけません。

そのため、体重が重ければ課題をクリアすることが難しくなります。

逆説的になりますが、一度ボルダリングの魅力に取り付かれると、痩せるためにボルダリングをするのではなく、ボルダリングで課題をクリアするために痩せるように普段の生活から節制するようになります。

クライマーに太っている人がいないように、ボルダリングを楽しんで続けているうちにカラダが自然とクライミングに適したように変わっていくと言えるかもしれません。

痩せたいと思っているひとは是非一度ボルダリングジムへ行って体験してみることをオススメします!!

 

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取材協力 BOULCOM(ボルコム) 小野さん

新宿ボルダリングジム BOULCOM(ボルコム)

東京都渋谷区 千駄ヶ谷5-29-7 ドルミ御苑 第一ビル 地下1階

営業時間 7:00 〜 23:00

体験 1500円(レンタルシューズ付き)

ウェブサイト http://boulcom.jp/

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