【構え方】キックボクシングやムエタイの構え方

キックボクシング
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キックボクシングで勝つためにも、構え方は重要です。

判定になったときに、「どういう姿勢で取り組んだか」ということを、構え方から判断する場合があるからです。

また、構え一つで「ディフェンスしやすい拳の位置」や「相手の攻撃が来る場所を制限する」という効果を持っています。

一つ一つの構え方をみていきましょう。

キックボクシングの構え方

キックボクシングは、判定があるため、前のめりになっている状況が望まれています。

重心や拳の位置で構えが変わってきます。

実践的に使われている構え方を知っておきましょう。

重心の取り方

身体の位置次第で、次の行動が変わってくるため、重心はかなり重要になります。

ガードしたあとのパンチだったり、一発目を避けているときにも二発三発と続けて避けられるように重心を取る必要があります。

それぞれの重心のとり方でメリットやデメリットを理解しましょう。

中央に重心:格闘技の基本の構え方

キックボクシングに限らず、ボクシングも空手も前後左右に動きやすい重心をとることで、常に攻撃にも防御にも移行できる状態を作ることができます。

例えば、パンチをした後はどうしても前のめりになってしまうのですが、そのままだとカウンターをされやすい状態になってしまいます。

すぐに拳を戻して、ニュートラルな構えに戻すことが重要です。

どういう動きにも対応できるということがメリットになっています。

前重心:キックボクシング向きの構え方

前重心で6:4くらいの割合で前重心に体重を掛ける構えが一般的になっています。

これは、キックボクシングの判定基準として、アグレッシブさやパンチに対するポイントが高い傾向があるためです。

パンチが打ちやすいのと、フットワークがしやすいといった特徴になっています。

後重心:ムエタイの構え方

ムエタイの構え方として、重心は後ろ重心で6:4くらいに体重を掛けます。

後ろ重心に体重を掛けるのは、キックが打ちやすいのとキックに対するディフェンス、ムエタイ特有の首相撲でもバランスが崩れにくくなるためです。

ムエタイの判定基準として、パンチよりもキックや膝蹴り、首相撲によるポイントが高く、パンチによる展開が少ないので、後重心でがメリットになってきます。

拳の位置

パンチをしやすい構え方だったり、動きやすい構え方だということが考えられますが、基本的には、相手の攻撃を制限することが、狙いです。

攻撃するときには、「頭」「顎」「こめかみ」「腹」「みぞおち」「肝臓」「脚」「うちもも」という身体の急所に当てていきます。

攻撃をする時は、ガードのないところを狙うのが基本的な考えのため、もともと拳のある場所には攻撃がしづらくなります。

拳の位置は急所を守るためと、拳のない場所へ攻撃を誘導する効果があることを知っておきましょう。

拳をこめかみに:キックボクシングの構え方

キックボクシングは、ハイキックが一番ダメージが大きい攻撃になってきます。

しっかりと避けるかガードすることが重要です。

ハイキックがこないよう、こめかみに拳をおいて構えているとなかなかハイキックをしづらいため、効果的です。

正面からのパンチが打ちやすい構えなので、うまく対応できるようにしましょう。

拳を頭に:ムエタイの構え方

こめかみより高い位置に拳をおいて、少し脇をあけるように構えていきます。

脇をあけているのは、肘打ちをしやすくすることや、逆に肘打ちのガードもしやすいという利点があります。

ムエタイはハイキック、肘打ちをガードできるための構え方になっています。

拳を顎に:ボクシングの構え方

パンチから守ると言うより、アッパーが入ってこないようにする狙いとして、拳を顎に持ってくるようにしています。

これは、キックボクシングというより、ボクシングに多く見られる構えです。

蹴り技を制限できないので、キックボクシングではあまり使われない構え方です。

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