【鰻で疲労回復?】まだ夏バテで消耗してるの?

うなぎ コラム
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Mr.Bodymateことミスターだ!

今年の夏は30年に1度の異常気象と呼ばれ観測史上最高を記録した2010年の猛暑をも凌ぐ可能性があるらしい。

しかし、そんな暑さなんかに負けてられないみんなのために夏バテに効く食事方法を調べてみたぞ!

鰻蒲焼は夏バテに効くのか?

ミスターが夏バテ対策の食材で1番に頭に浮かぶのが、鰻(うなぎ)だ。

子供の頃はあまり美味しいと思わなかったが、三十路にもなると鰻蒲焼の美味さが身にしみるようになった。

大好きです、鰻蒲焼。

ただ気になるのが、鰻が夏バテに本当に効くの?ということ。

一説によるとエレキテルで有名な平賀源内が、夏の商売がうまくいかない鰻屋の相談を受けて、土用丑の日に「う」のつく物(梅干し、うり、うどんなど)を食べると病気にならないという迷信を利用して、鰻を売り出したことから夏に鰻を食べるといいということが広まったらしい。

となると科学的根拠は全くない。

やはりプラシーボ効果なのか、と諦めるなかれ。

調べてみると鰻のすごい夏バテ解消パワーが発覚した!

夏バテに解決の鍵はビタミンB群

夏バテの主な原因はエネルギー不足だ。

暑さで食が細くなるのも原因のひとつだが、しっかりと食べていてもそれを代謝させるためのビタミンが不足すると体を動かすためのエネルギーに変わりにくい。

特に暑い夏場は冷たいそうめんやそばが美味しい季節だが、それだけでは摂れる栄養素はほぼ糖質のみとなってしまう。

エネルギー代謝で効果を発揮するのはビタミンB群で、タンパク質、糖質、脂質の3大栄養素全ての代謝に関わっている。

活動エネルギーの半分以上のまかなっているのは糖質で、その糖質の代謝のキーマンがビタミンB1だ。

鰻のビタミンB1含有量

下記の表は、魚介類の可食部100gあたりのビタミンB1の含有量だ。

ビタミンB1含有量
ウナギ(蒲焼き)0.75mg
カツオ節0.55mg
タイ(生)0.34mg
サケ(生)0.25mg
ブリ(生)0.23mg
サバ(生)0.15mg
カツオ(生)0.13mg

鰻にビタミンB1が特に豊富に含まれているのがわかる。

2番目のカツオ節は多くの量を食べることはできないが、麺やサラダのトッピングとして活用することで重宝しそうだ。

鰻蒲焼き1尾は小さくても120gはあるので、鰻重1杯で十分な量のビタミンB1が摂取できる。

まさに鰻は夏バテ防止のスタミナ食と言えるのだ。

庶民の救世主、豚肉

とはいえ、鰻にも弱点はある。

毎日の食事に取り入れるには、あまりにも価格が高すぎるのだ。

実は鰻に負けず劣らず、素晴らしい食材がある。

ビタミンB1含有量
豚ヒレ肉0.98mg
生ハム0.92mg
豚モモ肉0.90mg
ボンレスハム0.90mg
豚ロース肉0.69mg
ベーコン0.59mg

豚肉は肉類の中でも飛び抜けてビタミンB1の含有量が多く、価格も手頃で毎日でも食事に取り入れることができる。

また、ビタミンB1の効果を倍増させる、タマネギやニンニクとの相性がいいのもポイントだ。

タマネギやニンニクと一緒に食べて効果アップ

ビタミンB1は水溶性ビタミンなので体内に留まりにくいのだが、タマネギやニンニクに含まれているアリシンがビタミンB1に結合すると脂溶性のアリチアミンとなり、安定的にエネルギー供給に役立ってくれる。

豚肉でもタイのカルパッチョでもオニオンスライスとともに食べると疲労回復の効果が増すのでオススメだ。

夏バテ対策の食事まとめ

夏バテの主な原因はエネルギー不足であり、エネルギーを生み出すためには代謝を助けるビタミンB群、特に糖質の代謝に関わるビタミンB1が必要だ。

鰻にはビタミンB1が豊富に含まれており、夏場でも量も食べられるため鰻蒲焼は理想的な夏バテ解消食と言える。

鰻の他には、豚肉にビタミンB1が多く含まれており、価格の手頃さのほかにビタミンB1の効果をあげるタマネギやニンニクとも相性が良い。

タマネギやニンニクに含まれるアリシンがビタミンB1と結びつくことによって、脂溶性のアリチアミンとなり体に長く留まり安定的にエネルギー供給を支えてくれる。

 

途中から豚肉贔屓になってしまったが、それでも鰻は夏に是非食べたいものだ。

ちなみに今年2016年夏の土用丑の日は7月30日(土)だ!

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